書籍「あなたの身近な低体温症を防ぐには・・・」の出版

低体温症の本を書きました。

21世紀に入り、日本においてようやく低体温症が多くの人たちに広く認識されるようになりましたが、依然として山岳遭難事故が低体温症の主要な焦点でした。しかしながら、低体温症は日常生活でも発生し得るものであり、災害時には特に警戒が必要です。しかし、この問題に対する認識や対策は未だ十分ではありません。

このたび、「あなたの身近な低体温症を防ぐには…」を執筆したのは、多くの方々に低体温症に対する認識をいっそう高めていただき、日常生活や災害時に低体温症の発生を防ぐためには具体的にどうすればよいかをあらためて考えていただきたいからです。

さらに、2024年1月1日に発生した能登半島地震の経験を踏まえて、災害時の救護活動に従事する皆さまには、避難民が低体温症に罹患するリスクを軽減するための取り組みやシステムについて、改めて検討していただきたいと考えています。

低体温症は命を脅かしかねない危険な状態であり、その防止と対処には正しい知識と準備が欠かせません。この書籍が、その一助となり、より安全な社会の実現に貢献できることを願っています。

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